セットアップ
LANインターフェースのセットアップ
警告
ネットワークに問題が発生した場合には、予想外の危険な電圧が生じて、感電や火災、または被試験物などに物的損害が生じる恐れがあります。離れた場所からPLZ12005WH/PLZ20005WHをリモートコントロールする場合には、WEB カメラを設置するなど状況を確認できる環境で使用してください。 |
PLZ12005WH/PLZ20005WHをLANインターフェースでコントロールするには、VXI-11、HiSLIP、またはSCPI-RAWプロトコルが利用できます。VXI-11とHiSLIPには、VISAライブラリによって自動的にインストールされるミドルウェアが必要です。SCPI-RAWには、ミドルウェアは必要ありません。
LANインターフェースボードには、ウェブサイトが組み込まれています(組み込みウェブサイト)。LANインターフェースはコンピュータ上のブラウザから、詳細に設定できます。
社内でのLAN接続、IPアドレス、ホスト名、およびセキュリティなどに関する詳細は、ネットワーク管理者にお問い合わせください。
ホスト名(Bonjourホスト名)を使用する場合は、Apple Bonjourをインストールする必要があります。
接続方法
標準のLANケーブル(カテゴリ5、ストレート)を使用してPLZ12005WH/PLZ20005WHをネットワークハブ、またはルータに接続します。
設定方法
1. 前面パネルのSYSTEMキー> Configure Interfaceキーを押します。
Interface画面が表示されない場合は、もう一度Configure Interfaceキーを押します。
2. Modifyキーを押し、「IP Address」、「DNS Server」、「WINS Server」、「Hostname & Services」で必要なLAN設定を行います。
通常は、「IP Address」の「Method」を「Automatic」(工場出荷時設定)にして使用します。設定変更した場合、工場出荷時に戻すにはLAN設定をリセットします。
IPアドレスは、前面パネルのSYSTEMキー>Informationキーを押すと確認できます。
警告
感電や機器の損傷の恐れがあります。LANインターフェースは、ネットワーク上の任意の場所からアクセスが可能です。必要に応じて、組み込みWebサイトのパスワードを設定してください。 ->設定方法 |
NOTE
リモートコントロールする場合は、PLZ12005WH/PLZ20005WHをリモート状態(SYST:COMM:RLSTをREMoteまたはRWLockに設定)にすることを推奨します。リモート状態で動作しているときは、前面パネルのディスプレイにREMOTEが表示されます。 |
サービスリクエスト
サービスリクエストおよびシリアルポーリングの機能が実装されています。
LAN機能
組み込みウェブサイトの操作によっては、機能によりインターネット回線への接続が必要になる場合があります。
LXI 1.4 Core Specification 2011に準拠
VXI-11/ HiSLIP/ SCPI-RAW/ SCPI-Telnetプロトコルに準拠
通信速度:最大100 Mbps(オートネゴシエイション)
AUTO MDIX対応
ウェブサイトの操作
・動作環境
Internet Explorer 8.0以降、Mozilla Firefox 3.6以降、Google Chrome 5.0以降、Safari 5.1以降
・操作できる機能
計測器情報、ネットワーク情報、VISAリソース情報の表示、接続中のPLZ12005WH/PLZ20005WHの確認、ブラウザからの遠隔操作、ネットワーク設定の変更、システム情報、ライセンス情報、パスワード設定
LANインターフェースをリセットすると、「Desired Hostname」、「 Desired Description」、 「NTP Server Hostname」、「Auto Clock Adjustment」を除いたInterfaceの項目が工場出荷時に戻ります。そのほかの設定には影響はありません。
セキュリティパスワードやIPアドレスがわからなくなってしまった場合に利用できます。
1. 前面パネルのSYSTEMキー>Configure Interfaceキーを押します。
Interface画面が表示されない場合は、もう一度Configure Interfaceキーを押します。
2. LAN Resetキー>ENTERキーを押します。
LANインターフェースの設定がリセットされます。PLZ12005WH/PLZ20005WHがリモート状態の場合は、リセットによってローカル状態(パネル操作)に戻ります。