WAVE:EDIT:USER:DATA:POIN
編集したい波形バンク番号とポイントを指定して、ユーザ定義波形を設定します。
1サイクル(位相角の360 deg)を1024で割ったポイントに波形データ(プラスのピーク8191、マイナスのピーク-8191)を設定します。
ACモードまたはAC+DCモード選択時(OUTP:COUP AC|ACDC)に有効。
シンクロ機能を使用している場合(FREQ:SYNC ON)は無効。
波形バンクを指定(WAVE:BANK)して出力をオン(OUTP ON)している場合に、このコマンドで同じ波形バンク番号を指定すると無効。
単相3線出力または三相出力時(PCR-LEはオプション)はすべての相を一括設定。
コマンド
[SOURce:]WAVE[0]:EDIT:USER:DATA:POINt <BANK_NR1>,<POINT_NR1>,<data_NR1>
[SOURce:]WAVE[0]:EDIT:USER:DATA:POINt? <BANK_NR1>,<POINT_NR1>
パラメータ(BANK_NR1、波形バンク番号)
設定値 | 1~63 |
パラメータ(POINT_NR1、ポイント)
設定値 | 0~1023 |
パラメータ(data_NR1)
設定値 | -8191~8191 デフォルトは正弦波 |
波形バンク番号1に方形波を設定する場合
ポイント0からポイント511まで波形データ8191を設定します。
例:波形バンク番号1、ポイント0の設定コマンド:WAVE:EDIT:USER:DATA:POIN 1,0,8191
ポイント512に波形データ0を設定します。
例:波形バンク番号1、ポイント512の設定コマンド:WAVE:EDIT:USER:DATA:POIN 1,512,0
ポイント513からポイント1022まで波形データ-8191を設定します。
例:波形バンク番号1、ポイント513の設定コマンド:WAVE:EDIT:USER:DATA:POIN 1,513,-8191
ポイント1023に波形データ0を設定します。
すべて設定すると波形バンク番号1に下記のような方形波が設定できます。
レスポンス
WAVE:EDIT:USER:DATA:POIN? <BANK>、<POINT>に対して、ユーザ定義波形データをNR1形式で返します。
単相3線出力は、WAVE:EDIT:USER:DATA:POIN? <BANK>、<POINT>に対して、U相とV相のユーザ定義波形データ<NR1>を順番にカンマ区切りで返します。
三相出力時は、WAVE:EDIT:USER:DATA:POIN? <BANK>、<POINT>に対して、U相、V相、W相のユーザ定義波形データ<NR1>を順番にカンマ区切りで返します。