本製品のパネル表示
ファームウェアバージョン1.20以降のPCR-Mシリーズの表示部は、モニタとして動作しています。負荷に出力されている現在の値を表示します。
ファームウェアバージョン1.19以前のPCR-Mシリーズの表示部は、INITコマンドやMEASureコマンドで測定したときの値を表示します。その ため、フロントパネルの操作がローカルからリモートに切り替わったとき、有効な測定データを問い合わせできない状況のとき、測定が完了していないと き、*RSTまたは*RCLコマンドが送信されたときには、データがない事を意味する"---"が表示されます。
ファームウェアバージョン1.19以前では、新規測定が完了するたびに前面パネル表示部の電圧計と電流計表示を更新します。シーケンス動作自動継続モードをオンに設定すると、モニタとして動作しているように、測定データの自動更新を許可します。
:INITiate:CONTinuous:SEQuence3 ON
自動継続動作が有効になっているときは、測定データと前面パネルの表示は自動的に更新します。この状態では、MEASure/READ/FEChクエリコマンドは同じように動作します。FETChクエリを送信するたびに、異なる測定結果を返して、同時性が失われます。
自動継続動作が有効になっているときには、中断されてもトリガサブシステムが自動的にIDLE状態を抜け出すため、ABORtコマンドは無効になります。
*RST/*RCLコマンドはCONTinuousをOFFにリセットします。
NOTE
ファームウェアバージョン1.19以前と1.20以降では、パネルの表示方法が変わりましたが、コマンドの動作は同じです。ファームウェアバージョン 1.19以前を使用していたときに作成したプログラムは、1.20以降もそのまま動作します(測定したタイミングでのパネル表示制御を除く)。 |