セットアップ
PCR-LEPCR-LE2シリーズのインターフェースのセットアップ
組み込みウェブサイトへのアクセスと操作(LAN)
「組み込みウェブサイトへのアクセスと操作」はVer2.2xのファームウェアを搭載したLN05-PCR-LEに適合します。ファームウェアは組み込みウェブサイトのWelcomeページで確認できます。
LANインターフェースはコンピュータ上のブラウザから、詳細に設定できます。
IPアドレスの前にhttp://を付けたものがウェブサイトのURLです。
コンフィグ(CONFIG(SHIFT+OPERATION MODE)キー>COM-I/F > TYPE > LAN)でIPアドレスを確認して、ブラウザのアドレスバーにURLを直接入力する方法もあります。
VISAライブラリを使用している場合には、各社VISAベンダが提供するアプリ(National Instruments NI-MAX, Agilent Connection Expert, Kikusui KI-VISA Instrument Explorerなど)でVXI-11計測器を検索する機能があります。一度検索を行い、その検索結果からウェブリンクをクリックするだけで組み込みウェブサイトが開きます。
(例)IPアドレスが169.254.7.8の場合
http://169.254.7.8
下記のブラウザに対応しています。
Internet Explorer 9.0以降
Firefox 8.0以降
Safari/Mobile Safari 5.1以降
Chrome 15.0以降
Opera 11.0以降
WELCOMEページ
組み込みウェブサイトに接続すると、最初にWELCOMEページが表示されます。
計測器情報、ネットワーク情報、VISAリソース(I/Oリソース)情報が表示されます。ナビゲーションメニューをクリックして、他のページに移動します。
LAN CONFIGページ
ネットワーク設定項目の変更、セキュリティの設定、LANステータスの表示とPCR-LEPCR-LE2シリーズ本体のIdentify表示オン/オフ設定ページです。
LAN CONFIG
IPアドレスの割り当てやホスト名などの設定ができます。ホスト名を設定すると、IPアドレスの代わりにホスト名を使用してLANインターフェースにアクセスできます。通常は、DHCP、AUTO IP、Dynamic DNS、mDNSにチェックをしておくことをお勧めします。
固定IPアドレスやホスト名を変更する場合は、設定後に「Apply」をクリックすると、設定が有効になります。
HostnameやDescriptionに何も入力しないで「Apply」をクリックすると、モデル名とシリアル番号から ホスト名を生成します。
SECURITY
パスワード保護の設定や変更、IPアドレスによるホスト制限機能が設定できます。
パスワード保護は、ウェブサイトに有効なセキュリティ機能です。パスワード保護をすると、不用意に設定を変更してしまうことを防止します。半角英数字、ハイフン、アンダースコアが使用できます。最初の文字は英字で、最大15文字です。
IPアドレスによるホスト制限は、VXI-11/ HiSLIP/ SCPI-RAWに有効なセキュリティ機能です。1台でも登録することにより、登録されていないホストからの利用を防止します。
ホスト側のIPアドレスを、最大4台まで登録できます。
IPアドレスによるホスト制限は、SCPI-Telnet/ VXI-11/ HiSLIP/ SCPI-RAWに有効なセキュリティ機能です。1台でも登録することにより、登録されていないホストからの利用を防止します。
ホスト側のIPアドレスを、最大4台まで登録できます。
STATUS
Identify表示をオンに設定すると、LANインターフェースでコントロールしているPCR-LEシリーズ本体の前面パネル表示部に"Device Identify" が表示されて、識別ができます。
Web Applicationsページ
簡易電源制御アプリを設置したページです。
測定値は「Refresh」をクリックしたときの値を表示します。
Front Panel Control
電圧と周波数の設定や出力コントロール、測定値の表示、メモリーの保存と呼び出し、保護設定、コンフィグ設定ができます。
Harmonic Analysis
高調波電流を表示します。