ARB:DATA
IV特性マップ全体をバイナリ-ブロックデータ形式で設定します。
IV特性マップ全体のデータを一度に設定するため、事前にARB:CLEで初期化したり、ARB:COUNで点数を設定する必要はありません。ARB:COUNの値は、ブロックデータの設定によって変更されます。
設定内容を出力に反映するには、ARB:APPLを送信します。
コマンド
[SOURce:]ARBitrary[:LEVel][:IMMediate]:DATA #<length-width><length><data>
[SOURce:]ARBitrary[:LEVel][:IMMediate]:DATA?
パラメータ<length-width>
<length>の桁数
パラメータ<length>
<data>のバイト長
パラメータ<data>
電圧値と電流値のデータをバイナリの4バイト整数で表しています。
4バイト(8桁)で1つの値を表し、1つのポイントに対して電圧値と電流値のペアで記述します。
各値はリトルエンディアン形式、単位はµV、µAで記述します。
最初の電圧と電流は「0V, 0A」、最後の電圧は「157.5V」で固定です。それ以外の値を記述するとエラーが返ります。
例
「0V, 0A」「1V, 0.1A」 「157.5V, 0.1A」の組み合わせを設定する場合、<data>のバイト長は24になります。下記のコマンドをバイナリ転送してください。バイナリ転送時は、他のコマンドを連結することは推奨しません。LFで終了させてください。
ARB:DATA #40024<バイナリデータ部>0A
バイナリデータの作成方法を下記に説明します。
レスポンス
ARB:DATA?に対して、IV特性マップの設定をバイナリ-ブロックデータ形式(#<length-width><length><data>)で返します。
例
「0V, 0A」 「1V, 0.1A」 「157.5V, 0.1A」の組み合わせの場合、下記のレスポンスがあります。
233430303234000000000000000080841E00E093040060426309E09304000A
先頭の「233430303234」は2桁づつ16進数のASCII文字コードで変換すると「#40024」となり、<length-width>が4、<length>が0024であることを表しています。
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