チュートリアル
状態監視
PLZ-5WにはIEEE488.2標準レジスタのほかに、SCPIの標準必須レジスタSTATus:OPERationとSTATus:QUEStionableがあります。
レジスタの基礎
すべてのSCPIレジスタはイベント/フィルタを使用した標準アーキテクチャを持っています。CONDition、EVENt、ENABle、さらにオプションのPTRansition とNTRansitionがあります。CONDitionとEVENtは状態表示として動作する読み込み専用のレジスタです。ENABle、PTRansition、NTRansitionはイベントやサマリフィルタとして動作する読み書き可能レジスタです。
STATus:OPERation
OPERationステータスレジスタは、正常動作中に発生するイベントもしくは通知の記録に使われます。
たとえば、CV出力しているかどうかを確かめるには、STATus:OPERationレジスタのCVビット (bit 0)を確認します。
:STATus:OPERation? 'CVビットがセットされているかどうかをチェック
STATus:QUEStionable
QUEStionableステータスレジスタは、異常動作の発生時に発生するイベントや通知の記録に使用されます。
たとえば、保護機能が作動しているかを確かめるには、STATus: QUEStionableレジスタのOVビット (bit 0 )を確認します。
:STATus:QUEStionable? 'OVビットがセットされているかどうかをチェック