チュートリアル
出力プログラミング
電圧と電流
出力電圧と出力電流は VOLTage と CURRent コマンドで制御されます。出力のオン/オフ状態はOUTPutコマンドで制御されます。
:VOLTage 13.5 '電圧を13.5Vに設定
:CURRent 4.5 '電流を4.5 A に設定
:OUTPut ON '出力オン
電流設定を最大値にする場合には、CURRentコマンドの設定値をMAXimumに指定します。
電流の設定制限値は、CURRent:LIMit:AUTOコマンドがON(1)に設定されている場合には、CURRent:PROTectionコマンドで設定した値の約95 %になって、その値を超えた設定はできません。CURRent:LIMit:AUTOコマンドがOFF(0)に設定されている場合には、設定制限値は設定可能範囲の最大値(定格出力電流の105 %)になります。
:VOLTage 13.5 '電圧を13.5 Vに設定
:CURRent MAXimum '電流を最大値に設定
電圧設定を最大値にする場合には、VOLTageコマンドの設定値をMAXimumに指定します。
電圧の設定制限値は、VOLTage:LIMit:AUTOコマンドがON(1)に設定されている場合には、VOLTage:PROTectionコマンドで設定した値の約95 %になって、その値を超えた設定はできません。VOLTage:LIMit:AUTOコマンドでOFF(0)に設定されている場合には、設定制限値は設定可能範囲の最大値(定格出力電圧の105 %)になります。
:CURRent 4.5 '電流を4.5 Aに設定
:VOLTage MAXimum '電圧を最大値に設定
VOLTageとCURRentコマンドに指定できる最大設定値は、VOLTage?クエリとCURRent?クエリそれぞれに MAXimumパラメータを指定することで確認できます。
:VOLTage? MAXimum
<レスポンス読み込み>
:CURRent? MAXimum
<レスポンス読み込み>
上記のクエリが返す値は、VOLTage:PROTection(OVP)とCURRent:PROTection(OCP)の設定値によって変化する場合があります。
VOLTageとCURRentコマンドで設定制限値を超えた値を指定しても、MAXimumが指定されたと解釈されて、エラーにはなりません。
保護機能の設定
本製品には設定可能な過電圧保護(OVP)と、過電流保護(OCP)機能があります。OVPとOCPの設定には、VOLTage:PROTectionとCURRent:PROTectionコマンドを使用します。
:VOLTage:PROTection 16.0 'OVPを16Vに設定
:CURRent:PROTection 7.5 'OCPを7.5Aに設定
OVPおよびOCPの作動点を最大値/最小値にしたい場合には、パラメータとしてMAXimum/MINimumを指定します。
:VOLTage:PROTection MAXimum 'OVPを最大値に設定
:CURRent:PROTection MAXimum 'OCPを最大値に設定
OVPまたはOCPが作動した場合には、出力がオフします。その時にブレーカをトリップするかしないかは、SYSTem:CONFigure:BTRip:PROTectionコマンドで指定します。
SYSTem:CONFigure:BTRip:PROTection ON 'OVP、OCPが作動した場合にブレーカをトリップするに設定