セットアップ
インターフェースのセットアップ
LAN(工場オプション)
工場オプションのLANインターフェースボード装着時のみ有効です。
本製品をLANインターフェースでコントロールする場合には、VXI-11プロトコルに対応したミドルウェアが必要です。ミドルウェアはVISAライブラリによって自動的にインストールされます。
LANインターフェースボードには、ウェブサイトが組み込まれています(組み込みウェブサイト)。LANインターフェースはコンピュータ上のブラウザから、詳細に設定できます。
社内でのLAN接続、IPアドレス、ホスト名、およびセキュリティなどに関する詳細は、ネットワーク管理者にお問い合わせください。
LAN接続
標準のLANケーブル(カテゴリ5、ストレート)を使用して本製品をネットワークハブ、またはルータに接続します。直接接続する場合には、クロスケーブルを使用します。
LAN設定
通常はDHCPをON、AUTO IPをONにしてIPアドレスを自動設定します。
1. CONFIG設定でLAN(CF54 : LAn)を選択します。
2. CONFIG設定でDHCP(CF55 : On)を選択します。
3. CONFIG設定でAUTO IP(CF56 : On)を選択します。
直接接続する場合には、DHCPをOFF、AUTO IPをONにしてIPアドレスを自動設定します。
IPアドレスは、パネルからは設定できません。固定IPアドレスを設定したい場合には、一旦 IPアドレスを本製品に自動設定してから組み込みウェブサイトで設定します。
IPアドレスはコンフィグ設定で確認できます。
項目番号 | 表示 | 内容 |
---|---|---|
CF57 | 0~255 | IPアドレスの1番目の数字を表示 |
CF58 | 0~255 | IPアドレスの2番目の数字を表示 |
CF59 | 0~255 | IPアドレスの3番目の数字を表示 |
CF60 | 0~255 | IPアドレスの4番目の数字を表示 |
長期間使用する場合や時間をあけて使用する場合には、ホスト名を設定することをお勧めします。ホスト名は組み込みウェブサイトで設定します。
警告
感電や機器の損傷の恐れがあります。LANインターフェースは、ネットワーク上の任意の場所からアクセスが可能です。必要がある場合には、セキュリティの設定をしてください。セキュリティは、パスワード保護やIPアドレスによるホスト制限で設定できます。 ->設定方法 |
NOTE
LANインターフェースは他のインターフェースと違い、コマンド(SYSTem:REMote)でリモートに移行する必要があります。リモートプログラミングをする場合には、プログラムの最初にSYSTem:REMoteを送信してください。 |
サービスリクエスト
サービスリクエストおよびシリアルポーリングの機能が実装されています。
LAN機能
組み込みウェブサイトの操作によっては、機能によりインターネット回線への接続が必要になる場合があります。
LXI Class C、Specification 1.2に準拠
VXI-11/SCPI-RAW*1プロトコルに準拠
通信速度:最大100 Mbps(オートネゴシエイション)
DHCPクライアント機能
AUTO IP機能
*1. LANインターフェース(オプション)Ver.2.30から対応
ウェブサイトの操作
LAN設定
セキュリティ設定
簡易コントロールアプリケーションの利用
ファームウェアアップデート
LANインターフェースの再起動
REBOOTスイッチを2秒以上長押しすると、LANインターフェースが再起動します。設定されているLANインターフェースの設定は変わりません。
本製品のパネル設定には影響はありません。本製品がリモート状態の場合には、スイッチ操作によってローカル状態(パネル操作)になります。
自動計測システムの運用中には、REBOOTスイッチを不用意に操作しないでください。誤作動することがあります。
LANインターフェースのリセット
LAN RESETスイッチを2秒以上の長押しすると、LANインターフェースの設定が工場出荷時に戻ります。セキュリティパスワードやIPアドレスがわからなくなってしまった場合に利用できます。
本製品のパネル設定には影響はありません。本製品がリモート状態の場合には、スイッチ操作によってローカル状態(パネル操作)になります。
自動計測システムの運用中には、LAN RESETスイッチを不用意に操作しないでください。誤作動することがあります。