セットアップ
インターフェースのセットアップ
RS232C(標準装備)
工場出荷時には、RS232Cコネクタに端子カバーが実装されています。RS232Cコネクタを使用しないときのために、端子カバーは保管しておいてください。安全のため、RS232Cコネクタを使用しないときには、必ず付属の端子カバーを装着してください。損傷または紛失した場合には、購入先または当社営業所へお問い合わせください。
RS232C接続
本製品とコンピュータのPOWERスイッチをオフにします。
RS232Cケーブルは、D-sub9ピン、メス-メスを使用してください。 下図にコネクタのピン配置を示します。
本製品はハードウェアハンドシェイクを使用しないため、すべてのピンの接続は必須ではありません(クロスケーブルの例2)。
9ピンコネクタ
RS232C設定
1. オプションボードを装着している場合には、コンフィグ設定でRS232C(CF54 : 232C)を選択します。
スイッチのLEDが点灯して、電流表示部に項目番号が、電圧表示部に現在の設定内容が表示されます。
2. コンフィグ設定で、RS232C通信速度設定(CF40)、RS232Cデータ長設定(CF41)、RS232Cストップビット設定(CF42)およびRS232Cフロー制御設定(CF43)を設定します。
設定内容はプロトコルの表を参照してください。
プロトコル
RS232Cのプロトコルは、 下表のようになっています。
下線は工場出荷時の状態です。カッコ内はコンフィグ設定の設定値です。
項目 | 設定値 |
---|---|
コネクタ | 後面9ピン D-sub端子 |
Baudrate: 通信速度 (CF40) |
1 200 bps/ 2 400 bps/ 4 800 bps/ 9 600 bps/ 19 200 bps/ 38 400 bps (1.2/ 2.4/ 4.8/ 9.6/ 19.2/ 38.4) |
Data: データ長 (CF41) | 8ビット/ 7ビット (8bit/ 7bit) |
Stop: ストップビット (CF42) | 1ビット/ 2ビット (1bit/ 2bit) |
Parity: パリティ | なし(固定) |
Flow: フロー制御 (CF43) | XFLOW/ なし (on/ oFF) |
RS232Cでの送受信
RS232Cでの送受信は、フロー制御してください。制御コードとして、DC(デバイスコントロール)コードを使用します。
一方的な送信では、正しく送受信できないことがあります。
コード | 機能 | ASCIIコード |
---|---|---|
DC1 (Xon) | 送信要求 | 11H |
DC3 (Xoff) | 送信停止要求 | 13H |
ブレーク信号
ブレーク信号はIEEE488.1 dcl/sdc(Device Clear, Selected Device Clear)メッセージの代替として機能します。