セットアップ
インターフェースのセットアップ
工場出荷時には、RS232Cコネクタに端子カバーが実装されています。RS232Cコネクタを使用しないときのために、端子カバーは保管しておいてください。安全のため、RS232Cコネクタを使用しないときには、必ず付属の端子カバーを装着してください。損傷または紛失した場合には、購入先または当社営業所へお問い合わせください。
RS232C
RS232C接続
本製品とコンピュータのPOWERスイッチをオフにします。
RS232Cケーブルは、D-sub9ピン、メス-メス、ATタイプのクロスケーブルを使用してください。 下図にコネクタのピン配置を示します。
本製品はハードウェアハンドシェイクを使用しないため、すべてのピンの接続は必須ではありません(クロスケーブルの例2)。
9ピンATタイプコネクタ
RS232C設定
1. LOAD ONのLEDが消灯していることを確認します。
点灯しているときは、LOADキーを押して消灯してください
2. MENU (SHIFT+SET/VSET)キーを押してメニュー画面を表示させます。
3. カーソル(▼▲)を数回押してConfigurationを反転表示させて、ENTERキーを押します。
4. ▼▲を数回押してInterfaceを反転表示させて、ENTERキーを押します。
5. メニューのControl側にカーソルが点滅しているのを確認してから、ロータリーノブを回してRS-232Cを選択します。
Control側にカーソルが点滅していない場合には、▼▲を押して点滅させます。
6. ▼▲を押してメニューのBaudrate側にカーソルを点滅させて、ロータリーノブを回してボーレートを選択します。
7. ▼▲を押してメニューのData, Stop側にカーソルを点滅させて、ロータリーノブを回してストップビットを選択します。
データ長は8 bit固定です。
8. ▼▲を押してメニューのAck側にカーソルを点滅させて、ロータリーノブを回してアクノリッジを選択します。
9. MENU (SHIFT+SET/VSET)キーを押してメニュー画面を抜けます。
10. 電源をオフにして、再投入します。
設定内容が確定されます。
プロトコル
RS232Cのプロトコルは、 下表のようになっています。
下線は工場出荷時の状態です。
項目 | 設定値 |
---|---|
コネクタ | 後面9ピン D-sub端子 |
ボーレート | 2 400 bps/ 4 800 bps/ 9 600 bps/ 19 200 bps |
データ長 | 8ビット(固定) |
ストップビット | 1ビット/2ビット |
パリティ | なし(固定) |
アクノリッジ | ON/ OFF |
RS232Cでの送受信
RS232Cでの送受信は、X-Flow制御またはアクノリッジ機能によって制御してください。
一方的な送信では、正しく送受信できないことがあります。
アクノリッジ
アクノリッジがONに設定されている場合には、以下の文字列をホストに送信します。
設定コマンド:OKまたはERROR
クエリ:通常どおりのレスポンスデータ
X-Flow制御
アクノリッジOFFの場合には、常にX-Flow制御を行います。
ブレーク信号
ブレーク信号はIEEE488.1 dcl/sdc(Device Clear, Selected Device Clear)メッセージの代替として機能します。