セットアップ
インターフェースのセットアップ
LAN
LANインターフェースを使用する場合には、最初に当社ウェブサイトのダウンロードサービスに記載のLXI製品のセットアップガイドを参照してください。
レガシー言語やエミュレーションを変更すると、他機種用に作られた既存プログラムを実行できます。通常は、SCPI言語、エミュレーション無しを選択してください(工場出荷時設定)。
本製品をLANインターフェースでコントロールする場合には、VXI-11またはHiSLIPプロトコルに対応したミドルウェアが必要です。ミドルウェアはVISAライブラリによって自動的にインストールされます。
LANインターフェースボードには、ウェブサイトが組み込まれています(組み込みウェブサイト)。LANインターフェースはコンピュータ上のブラウザから、詳細に設定できます。
社内でのLAN接続、IPアドレス、ホスト名、およびセキュリティなどに関する詳細は、ネットワーク管理者にお問い合わせください。
ホスト名(Bonjourホスト名)を使用する場合には、Apple Bonjourをインストールする必要があります。
LAN接続
標準のLANケーブル(カテゴリ5、ストレート)を使用して本製品をスイッチングハブ、またはブロードバンドルータに接続します。直接接続する場合には、クロスケーブルを使用します。
本製品のLANコネクタには、カバーが実装されています。カバーをはずして接続します。LANコネクタを使用しないときのために、カバーを保管してください。安全のため、LANコネクタを使用しない場合には、必ずカバーを装着してください。損傷または紛失した場合には、購入先または当社営業所へお問い合わせください。
本製品のRS232CとLANは、コネクタ形状が同じです。後面パネルの表示を確認して接続してください。
LAN設定
通常は工場出荷時の設定で使用するのをお勧めします。
CONFIG設定の詳細については、ユーザーズマニュアルを参照してください。
LANの設定とエミュレーションは、設定を変更したら電源を再投入する必要があります。
設定項目 | 設定内容 (工場出荷時) |
CONFIG設定 |
---|---|---|
LANの設定 | LANを使用する | CF20 : on |
LANインターフェース設定 | DHCP : オン
AUTO IP: オン SCPI-RAWポート: 5025 |
CF40 : LCi |
エミュレーション | 使用しない | CF22 : nonE |
直接接続する場合には、IPアドレス割り当て方法をDHCPをオフ、Auto-IPをオン、MANUALをオフ(CF41:010)にしてIPアドレスを自動設定にします。
手動でIPアドレスを設定する場合には、IPアドレス割り当て方法をDHCPをオフ、Auto-IPをオフ、MANUALをオン(CF41:001)にしてIPアドレス(CF42~CF45)を設定してください。
インターフェース設定(CF41~CF47)を変更した場合は、変更内容を適用(CF40 : APPL)させるか電源を再投入すると、設定が有効になります。
注意
LANインターフェースは、ネットワーク上の任意の場所からアクセスが可能です。必要がある場合には、セキュリティの設定をしてください。セキュリティは、パスワード保護やIPアドレスによるホスト制限で設定できます。 ->設定方法 |
NOTE
LANインターフェースは、コマンド(SYSTem:REMote)でリモートに移行する必要があります。リモートプログラミングをする場合には、プログラムの最初にSYSTem:REMoteを送信してください。 |
サービスリクエスト
サービスリクエストおよびシリアルポーリングの機能が実装されています。
LAN機能
組み込みウェブサイトの操作によっては、機能によりインターネット回線への接続が必要になる場合があります。
LXI Specification Ver.1.3 Class Cに準拠
VXI-11/HiSLIP/SCPI-RAWプロトコルに準拠
通信速度:最大100 Mbps(オートネゴシエイション)
AUTO MDIX機能
ウェブサイトの操作
LAN設定
セキュリティ設定
簡易コントロールアプリケーションの利用
LANインターフェースのリセット(LCI)
CONFIG設定でLANインターフェースをリセット(CF40 : LCi)できます。リセットすると、LANインターフェース設定が工場出荷時に戻ります。セキュリティパスワードやIPアドレスがわからなくなってしまった場合に利用できます。
本製品のパネル設定には影響はありません。本製品がリモート状態の場合には、スイッチ操作によってローカル状態(パネル操作)になります。