セットアップ
インターフェースのセットアップ
RS232C
レガシー言語やエミュレーションを変更すると、他機種用に作られた既存プログラムを実行できます。通常は、SCPI言語、エミュレーション無しを選択してください(工場出荷時設定)。
RS232C接続
本製品側RS232CコネクタはRJ-45です。本製品とパソコンのPOWERスイッチがオフになっていることを確認して、本製品をパソコンに接続します。
本製品のRS232Cコネクタには、カバーが実装されています。カバーをはずして接続します。RS232Cコネクタを使用しないときのために、カバーを保管してください。安全のため、RS232Cコネクタを使用しない場合には、必ずカバーを装着してください。損傷または紛失した場合には、購入先または当社営業所へお問い合わせください。
本製品のRS232CとLANは、コネクタ形状が同じです。後面パネルの表示を確認して接続してください。
オプションに、本製品とパソコンを接続する変換ケーブルがあります。
RS232C設定
1. コンフィグ設定で、RS232C通信速度設定(CF52)を設定します。
設定内容はプロトコルの表を参照してください。
2. コンフィグ設定で、コマンド言語(CF21)とエミュレーション(CF22)を設定します。
通常はデフォルト(CF21: SCPi、CF22: nonE)で使用します。
3. 電源をオフにして再投入します。
プロトコル
RS232Cのプロトコルは、 下表のようになっています。
下線は工場出荷時の状態です。カッコ内はコンフィグ設定の設定値です。
項目 | 設定値 |
---|---|
Baudrate: 通信速度 (CF60) |
1 200 bps/ 2 400 bps/ 4 800 bps/ 9 600 bps/ 19 200 bps/ 38 400 bps/ 57 600 bps/ 115 200 bps (1.2/ 2.4/ 4.8/ 9.6/ 19.2/ 38.4/ 57.6/ 115.2) |
Data: データ長 | 8ビット(固定) |
Stop: ストップビット | 1ビット(固定) |
Parity: パリティ | なし(固定) |
Flow: フロー制御 | なし(固定) |
RS232Cでの送受信
本製品は、フロー制御はなしで固定です。設定するコマンドを高速で連続して送信すると、本製品の受信バッファがオーバーランする場合があります。設定コマンドを連続して送らないで、クエリコマンドとレスポンス読み込みを一定間隔でおこなうか、コマンドの送信頻度をおとしてください。
ブレーク信号
ブレーク信号はIEEE488.1 dcl/sdc(Device Clear, Selected Device Clear)メッセージの代替として機能します。
NOTE
RS232Cインターフェースは、コマンド(SYSTem:REMote)でリモートに移行する必要があります。リモートプログラミングをする場合には、プログラムの最初にSYSTem:REMoteを送信してください。 |