チュートリアル
動作の完了待ち
*OPCコマンドには動作完了を待つ機能があります。動作完了は、実行中の待機中動作が1つもないことです。測定完了にPCR-Mは約330 ms、PCR-LE/ PCR-LE2は約110 ms必要とします。測定が進行中の時は、動作が完了していない状態です。測定が完了して、ほかの待機中動作がなければ、動作完了状態です。
*OPCコマンドが送信されると、本製品はOperation Complete Command Active State(OCAS)に移行します。測定が完了して、ほかの待機中動作がなければ、本製品はOperation Complete Command Idle State(OCIS)に戻って、イベントステータスレジスタのOPCビット(bit 0)をTRUE(1)にセットします。この情報は*ESR?クエリのOPCビット(bit 0)を確認すれば識別できます。
次に、新規測定を開始して*OPCコマンドを送信する例を示します。イベントステータスイネーブルレジスタとサービスリクエストイネーブルレジスタが動作完了イベントに対してSRQを発生するように調整されているため、測定が完了するとSRQ(Service Request)が発生します。RS232インターフェースを使用する場合には、SRQ機能を使用できません。
*ESE 1;*SRE 32;*CLS;:INITiate:IMMediate:SEQuence3;*OPC
<サービスリクエストの発生>
*OPCコマンドの代わりに*OPC?クエリコマンドを使用すると、本製品はOperation Complete Query Active State(OQAS)に移行します。測定が完了して、ほかの待機中動作がなければ、本製品はOperation Complete Query Idle State(OQIS)に戻って、出力キューに応答データ"1"(in NR1 format)をセットします。
INITiate:IMMediate:SEQuence3;*OPC?
<レスポンスの読み込み>
電源投入時、IEEE488 sdc/dcl、*RSTまたは*RCLを送信したときには、本製品はOCIS状態とOQIS状態になります。