IEEE488.2ステータスイベントコマンド

「5.5 SCPI、IEEE488.2共通コマンド」を参照してください。

イベントステータスレジスタ

イベントステータスレジスタは、本製品の動作時の特定のイベントに対してビットを設定します。イベントステータスレジスタのすべてのビットはエラーイベントキューによって設定されます。

レジスタはIEEE488.2規格で定義され、IEEE488.2共通コマンド*ESE*ESE?*ESR?を使用してコントロールされます。

 

表8  イベントステータスレジスタ(Standard Event Status Resister)

ビット ビットの重み ビット名 説明
0 1 Operation Complete(OPC) *OPCコマンドを受信し、すべての待機中の操作が完了した場合に設定されます。
Event-800 Operation completeメッセージがエラー/イベントキューにロードされます。
1 2 Request Control (RQC) 未使用
2 4 Query Error(QYE) 出力がない、または待ち状態になっていないにもかかわらず、出力キューからデータを読み取ろうとした場合に設定されます。出力キューのデータがなくなっていることを示しています。
3 8 Device Dependent Error(DDE) 装置固有のエラーがある場合に設定されます。
4 16 Execution Error(EXE) ヘッダに続くプログラムデータが本製品によって正式な入力レンジを外れていると評価された場合に、または本製品の能力と整合しない場合に設定されます。
本製品の状態によって、有効なSCPIコマンドが正しく実行されない場合があることを示しています。
5 32 Command Error(CME) IEEE 488.2シンタックスエラーが構文解析系によって検出されたか、認識できないヘッダを受信したか、あるいはグループ実行トリガがIEEE 488.2SCPIコマンド内部の入力バッファに入力された場合に設定されます。
6 64 User Request(URQ) 未使用
7 128 Power ON(PON) 未使用
8-15   Reserved 未使用