波形データの設定

電圧/電流波形データの取得およびそのデータ形式を設定します。

FORM:BORD

データの送信/記録方法を指定したり、問い合わせたります。

コマンド 

FORMat:BORDer {NORMal|SWAPPed}

FORMat:BORDer?

パラメータ

設定値: NORMal ビッグエンディアン(デフォルト)
  SWAPPed リトルエンディアン

*RSTの送信時には 表4のように設定されます。

レスポンス 

データの送信/記録方法を返します。

FORM:PAGE:STAR

取得したデータのうち、実際に転送するデータの起点を指定します。

コマンド 

FORMat:PAGE:STARt {<numeric>|MIN|MAX|DEF}

FORMat:PAGE:STARt? [{MIN|MAX}]

パラメータ

設定値: 0.000〜0.100(デフォルトは0.000)
単位 : S(秒)

*RSTの送信時には 表4のように設定されます。

レスポンス 

データの起点を<NR3>形式で返します。

FORM:PAGE:LENG

取得したデータのうち、実際に転送するデータの長さを指定します。

コマンド 

FORMat:PAGE:LENGth {<numeric>|MIN|MAX|DEF}

FORMat:PAGE:LENGth? [{MIN|MAX}]

パラメータ

設定値: 0.000〜0.100(デフォルトは0.100)
単位 : S(秒)

*RSTの送信時には 表4のように設定されます。

レスポンス 

データの長さを<NR3>形式で返します。

TRAC

電圧波形データまたは電流波形データを問い合わせます。

コマンド 

TRACe[:DATA]? {VOLTage|CURRent}

パラメータ

設定値: VOLTage 電圧波形データ
  CURRent 電流波形データ

レスポンス 

電圧波形データまたは電流波形データをバイナリ形式で返します。

#4の後に続く4桁の数字がその後に続くバイナリデータの長さを表します。バイナリデータの最初の16 byteは波形データではありません。ターミネータは<LF>です。

波形データは最大4 byte(LONG)x1024になります。

波形データは<NR1>形式です。
単位 : 電圧波形データの場合:mV
  電流波形データの場合:mA

図3  TRAC?のレスポンスメッセージ

NOTE

RS232Cインターフェースを使用する場合には、一時的にフロー制御の設定をX-FlowからAcknowledgeに切り替える必要があります。X-Flowが選択された状態でバイナリデータを取得すると、ホストPCでは0x11または0x13のデータバイトを見失ってしまいます。

フロー制御の設定を行うには、SYSTem:COMMunicate:SERial:PACE {XON|ACK}コマンドを使用します。