コントローラ(コンピュータ)と装置(KFM2150)との間でやりとりする情報を「メッセージ」と呼びます。
本製品は、このメッセージにSCPI言語を使用しています。
メッセージには、コンピュータから本製品へ送信されるコマンド(命令)と本製品からコンピュータに送信されるレスポンス(応答)があります。
SCPIは、試験・計測装置向けに考案されたASCIIベースのコマンドです。コマンド構造は、SCPIサブシステムの構築ブロックである共通ルートまたはノードを中心に編成されています。コマンドはプログラムヘッダ、パラメータ、欧文句読点を組み合わせて構成されています。
SOURceサブシステムを例に、階層の説明をします。
プログラムヘッダ | パラメータ | ノードの階層 | |||
SOUR: | ルートノード | ||||
CURR | 第2レベル | ||||
[:DC] | 第3レベル | ||||
[:LEVEL] | <numeric> | 第4レベル | |||
:EXT | <numeric> | 第4レベル | |||
VOLT | 第2レベル | ||||
[:DC] | 第3レベル | ||||
:PROT | 第4レベル |
上位ノードと下位ノードはコロン(:)で区切られます。