交流電源 PCR-Mシリーズ

付録


過負荷保護機能について

電流リミット機能

本製品の出力電流値が電流リミット値(最大設定:定格最大電流の1.05倍)を超えたときに作動する保護機能です。電流リミット機能が作動すると、OVER LOAD が点灯して、出力電圧は徐々に垂下します。その状態が約 3秒間続くと、自動的に出力は オフ になります。

ピーク電流および電力監視機能

本製品のピーク電流値が定格最大電流の3倍を超えたときに作動する保護機能です。定格最大電流の3倍を超える電流が負荷に流れた場合には、OVER LOAD が点灯して、出力電圧が垂下したり、波形が歪んだりします。その状態が約 10秒間続くと、自動的に出力は オフ になります。

オーバーロード状態の原因と対処方法

過負荷保護機能が作動した場合には、以下の対処方法を実行してください。1分以上経過してから、運転を再開してください。

過負荷の原因が取り除かれれば、保護機能は自動的に解除されます。

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線形負荷の場合

オーバーロード状態

対処

徐々に出力電流を増加

図 Aのように、電圧が垂下した場合には電流リミット機能が作動。

図 B-1、B-2のように、出力電圧波形が歪んだ場合には、内部の保護機能が作動。

電流リミット値が低く設定されている場合には、その設定値を変更する。定格最大電流を超えている場合には負荷を低減する。

急激に出力電流を増加

図 B-1、B-2および図Cのように、出力電圧波形が歪んだ場合には、内部の保護機能が作動。

コンデンサインプット型整流負荷の場合

オーバーロード状態

対処

出力電流を増加

図 Aのように、電圧が垂下した場合には、電流リミット機能が作動。

電流リミット値が設定されている場合には、その設定値を変更する。

定格最大電流を超えている場合には負荷を低減する。

図Cのように、電圧 波形が歪んだ場合には、出力ピーク電流による内部の保護機能が作動。

ピーク電流を低減する。

突入電流が流れる負荷の場合

オーバーロード状態

対処

負荷への電圧印加時または電圧急変時

図Cの ように、電圧波形が歪んだ場合には、突入電流による内部の保護機能が作動。

突入電流を低減する。

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