交流電源 PCR-Mシリーズ

付録


出力と負荷について

ACモードの定格出力電流

DCモードの定格出力電流

ACモードの定格出力電流

線形負荷の場合

本製品の交流定格出力電流は、本製品の出力容量で制限されます。

  

PCR500M

PCR1000M

PCR2000M

PCR4000M

出力容量

500 VA

1000 VA

2000 VA

4000 VA

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コンデンサインプット型整流負荷の場合

一般的に出力電流は、出力電圧のピーク付近で出力電流実効値の数倍のピーク電流が流れます。

25334.jpg

この場合最大ピーク電流は定格最大電流の3倍までとしてください。

135 Vレンジ:最大ピーク電流=(定格出力容量/100 V)×3

270 Vレンジ:最大ピーク電流=(定格出力容量/200 V)×3

定格最大ピーク電流または最大電流を超えて使用すると、本製品の保護機能が作動して出力電圧波形が極端に歪んだり出力がオフになることがあります。

上記の最大ピーク電流を歪なく供給するには、出力電圧(設定値)を一定にしてください。出力電圧設定値を急変(上昇)させた場合には、電圧・電流波形に歪を生じる場合があります。

突入電流が流れる負荷の場合

下記の負荷の場合には、負荷への電圧印加時、または電圧急変時に出力周波数の数サイクル~数十サイクルの間、突入電流(定常時の数倍~数十倍以上)が流れます。

トランス、スライドトランス(スライダック)負荷

トランス、スライドトランス負荷に電圧を印加した場合には、電圧印加のタイミングまたは残留磁気の状態によって、数サイクルの間、最大で定常電流の数十~数百倍の突入電流が流れます。トランス、スライドトランス負荷に電圧を印加した場合には、電圧印加のタイミングまたは残留磁気の状態によって、数サイクルの間、最大で定常電流の数十~数百倍の突入電流が流れます。

モータ、ランプ負荷

モータ、ランプ負荷に電圧を印加した場合には、数十~数百サイクルの間、数倍~数十倍の突入電流が流れます。

コンデンサインプット型整流負荷

コンデンサインプット型整流回路を入力に持つ電子機器では、突入電流に対する保護(制限)回路を持っていない場合には、数サイクルの間、数十~数百倍の突入電流が流れます。

本製品の最大ピーク電流は、コンデンサインプット型整流負荷において、定格最大電流(実効値)の3倍まで供給できます。

ピーク電流を超える突入電流が流れた場合には、本製品の保護回路が作動して出力電圧波形が歪んだり出力がオフになったりすることがあります。

サージが発生する負荷の場合

負荷への電圧印加時または電圧急変時にサージを発生する負荷(蛍光灯など)の場合には、サージ発生時に本製品が誤作動することがあります。負荷端にノイズフィルタなどを接続してください。

特殊な負荷の場合

入力に直接コンデンサがつながっている負荷の場合には、コンデンサにPWMインバータ方式の出力リップル電圧に起因する100 kHz~150 kHz程度の電流が流れます。

出力と負荷について(続き)

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DCモードの定格出力電流

本製品より取り出せる直流定格出力電流は、下図のグラフに示すように、本製品の出力容量で制限されます。

  

PCR500M

PCR1000M

PCR2000M

PCR4000M

出力容量

400 W

800 W

1600 W

3200 W

25412.jpg

直流定格出力電流を超えて使用すると本製品の保護機能が作動して、出力電圧が垂下したり、出力が オフになったりすることがあります。

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