交流電源 PCR-LEシリーズ

応用編


レスポンスを選択する

本製品は高速アンプを使用しています。負荷(特に容量性負荷)の回路や配線状態によって、動作が不安定になったり発振したりするときがあります。

負荷条件や用途に応じて内部アンプ系の応答速度を変更(以下の3段階)できます。

単相3線出力時、三相出力時、ワンコントロール並列運転時(オプション)は、高速応答(FAST)は無効です。

高速応答(FAST)

PCR500LE/ PCR1000LE/ PCR2000LE/ PCR3000LE/ PCR4000LEのみ有効です。

電源の立ち上がり/立ち下がり速度が要求される特殊な試験など、主に開発研究用途で使用します。負荷条件によっては出力が不安定動作(発振)になる場合があります。事前に出力電圧波形を確認してください。不安定になった場合には、レスポンスをMEDIMUまたはSLOWで使用してください。

通常速度(MEDIUM)

低周波イミュニティ試験などを含め、商用周波数から船舶・航空機用電源周波数において各種の電源環境試験用途で使用します。

高安定(SLOW)

EMC試験サイト用供給電源など、様々な負荷に安定した電力を供給する用途で使用します。特に本製品の出力に大容量のコンデンサ(大型ノイズフィルタなど)が接続される場合も安定して動作します。商用周波数出力時は、十分な応答速度を持っているので一般的な評価試験にも使用できます。

OTHERS (SHIFT+MEMORY) > 1/3(F6) > RESP(F3)を押して、レスポンスを設定します。

37909.jpg 

項目

タイトル

説明

設定できない条件

SLOW

CV Response

高安定に設定

なし

MEDIUM

通常速度に設定

コンペンセーション機能:ハードセンシング

FAST*1

高速応答に設定

*1. 単相3線出力時、三相出力時(オプション)は無効

 

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