特に指定のない限り、仕様は下記の設定および条件に準じます。
公称入力定格 | 200 V~240 V、50 Hz~60 Hz | |
入力電圧範囲 | 180 V~250 V | |
入力周波数範囲 | 47 Hz~63 Hz | |
相数 | (三相入力モード時) | 三相(定格負荷時) |
(単相入力モード時) | 単相(3 kW負荷時) | |
停電保持時間(MIN) | 20 ms以上(50% 負荷時)、10 ms以上(定格負荷時) | |
電流 | (三相入力モード時) | 17 A以下(定格負荷時) |
(単相入力モード時) | 22 A以下(3 kW負荷時) | |
突入電流(MAX) *1 | 50.0 Apeak | |
電力(MAX) | (三相入力モード時) | 5 kVA(定格負荷時) |
(単相入力モード時) | 4 kVA(3 kW負荷時) | |
力率(TYP) *2 | 0.95 | |
効率(MIN) *2 | 85 % |
*1. POWERスイッチをオンにした直後、約1 ms間に内部EMCフィルタ回路のコンデンサに流れる充電電流成分は除きます。
*2. 入力電圧200 V、定格負荷時
定格 | 出力電力 | (三相入力モード時) | 4 kW |
(単相入力モード時) | 3 kW | ||
出力電圧 | 60.00 V | ||
出力電流 *1 | 67.00 A | ||
電圧 | 設定可能範囲 | 0 % ~ 105 % of rtg *2 | |
設定確度 | ±(0.2 % of rtg +50 mV) *3 | ||
電源変動 | 0.05 % of rtg +5 mV *4 | ||
負荷変動 | 0.1 % of rtg +5 mV *5 | ||
過渡応答 | 5 ms *6 | ||
リップルノイズ | (p-p) | 350 mV *7 | |
(rms) | 30 mV *8 | ||
立ち上がり時間(MAX) | 定格負荷時 | 100 ms *9 | |
無負荷時 | 100 ms *9 | ||
立ち下がり時間(MAX) | 定格負荷時 | 100 ms *10 | |
無負荷時 | 2000 ms *10 | ||
温度係数(MAX) | 100 ppm/°C(外部コントロール時) *11 | ||
電流 | 設定可能範囲 | (三相入力モード時) | 0 %~105 % of rtg *2 |
(単相入力モード時) | 0 %~105 % of rtg [*2] x 75 % | ||
設定確度 | ±(0.5 % of rtg +50 mA) *3 | ||
電源変動 | 0.1 % of rtg +30 mA *4 | ||
負荷変動 | 0.2 % of rtg +30 mA *5 | ||
リップルノイズ(rms) | 250 mA *8 | ||
温度係数(TYP) | 200 ppm/°C(外部コントロール時) *11 |
*1. 単相入力モード時は、三相入力モード時の定格電流の75%に制限されます。
*2. 作動点が定格出力電圧/定格出力電流の場合には、設定可能最大電圧、および設定可能最大電流が、定電圧動作/定電流動作を確定させるものです。定格出力電圧または定格出力電流を超えて負荷への電力供給を保証するものではありません。
作動点(定格出力電圧/定格出力電流)で定電圧動作にするためには、出力電流設定(I Set)を定格出力電流< I Set ≦設定可能最大電流とします。
同様に、定電流動作にするためには、出力電圧設定(V Set)を定格出力電圧< V Set ≦設定可能最大電圧とします。
*3. 定電圧動作/定電流動作で、実際の出力電圧/出力電流と設定値との差です。
*4. 定電圧動作/定電流動作で、公称入力電圧の±10 %の変化に対する出力電圧/出力電流の変動値です。
*5. 定電圧動作/定電流動作で、出力電圧/出力電流を定格出力電圧/定格出力電流に設定して、負荷を定格負荷→無負荷と変化させたときの出力電圧/出力電流の変動値です。
*6. 定電圧動作で、出力電流を定格出力電流の100 %→50 %および50 %→100 %と変化させたとき、出力電圧の変動値が出力電圧設定値の0.1 % + 10 mV を超えて、0.1 % + 10 mV 以内に復帰する時間です。出力電流100 %で の出力電圧値を基準とします。
*7. 測定周波数帯域が10 Hz~20 MHzの場合です。
*8. 測定周波数帯域が5 Hz~1 MHzの場合です。
*9. 出力をオンにしたとき、出力電圧が定格の10 %から90 %に立ち上がる時間です。
*10. 出力をオフにしたとき、出力電圧が定格の90 %から10 %に立ち下がる時間です。
*11. 周囲温度0 °C~50 °Cの範囲内の場合です。
電圧表示 | 最大表示 | 99.99(固定小数点) |
表示確度 | ±(0.2 % of rdng +5 digits)23 °C ± 5 °Cにおいて | |
電流表示 | 最大表示 | 99.99(固定小数点) |
表示確度 | ±(0.5 % of rdng +5 digits)23 °C ± 5 °Cにおいて | |
動作表示 | OUTPUT ON/OFF | オン:OUTPUT LED 点灯(緑色) オフ:OUTPUT LED 消灯 |
ALM動作 | ALARM LED 点灯(赤色) *1 | |
CV動作 | CV LED 点灯(緑色) | |
CC動作 | CC LED 点灯(赤色) | |
RMT動作 | リモートコントロール時にRMT LED 点灯(緑色) | |
EXT動作 | 外部コントロール時にEXT LED 点灯(緑色) | |
LOCK動作 | ロック状態でLOCK LED 点灯(緑色) |
*1. 過電圧保護(OVP)、過電流保護(OCP)、過熱保護(OHP)、入力欠相保護(PHASE)、ファン回転異常保護(FAN)、センシング誤接続保護(SENSE)、ブリーダ回路の過熱保護(BOHP)などの動作時に点灯します。
ブレーカトリップ(POWERスイッチオフ)でも約10~15秒間点灯します。
過電圧保護(OVP) | 出力オフまたはブレーカトリップ(POWERスイッチオフ) ALARM LED点灯 *1 |
||
設定範囲 | 定格出力電圧の10 %~111.5 % | ||
設定確度 | ± (2 % of rtg) | ||
過電流保護(OCP) | 出力オフまたはブレーカトリップ(POWERスイッチオフ) ALARM LED点灯 *1 |
||
設定範囲 | (三相入力モード時) | 定格出力電流の10 %~111.5 % | |
(単相入力モード時) | 定格出力電流の10 %~111.5 % x 75 % | ||
設定確度 | ± (3 % of rtg) | ||
過熱保護(OHP) | 出力オフ、ALARM LED点灯 | ||
入力欠相保護(PHASE) | (三相入力モード時) | 出力オフ、ALARM LED点灯 | |
(単相入力モード時) | 保護動作解除 | ||
ファン回転異常保護(FAN) | 出力オフ、ALARM LED点灯 | ||
センシング誤接続保護(SENSE) | 出力オフ、ALARM LED点灯 | ||
ブリーダ回路の過熱保護(BOHP) | 出力オフ、ALARM LED点灯 | ||
シャットダウン(SD) | 出力オフまたはブレーカトリップ(POWERスイッチオフ) ALARM LED点灯 *1 |
*1. ブレーカトリップ(POWERスイッチオフ)でも約10~15秒間点灯します。
モニタ信号出力 *1 | VMON (電圧) |
定格電圧出力時 | 10.00 V±0.25 V | |
0 V出力時 | 0.00 V±0.25 V | |||
IMON (電流) |
定格電流出力時 | (三相入力モード時) | 10.00 V±0.25 V | |
(単相入力モード時) | 7.50 V±0.25 V 三相入力時の定格出力電流75 %を上限に設定 |
|||
0 A出力時 | 0.00 V±0.25 V | |||
ステータス信号出力*1、*2 | OUTON STATUS | 出力オン時にオン | ||
CV STATUS | CV動作時にオン | |||
CC STATUS | CC動作時にオン | |||
ALM STATUS | アラーム(OVP、OCP、OHP、BOHP、入力欠相保護、ファン回転異常保護、センシング誤接続保護、シャットダウン)検出時にオン | |||
PWR OFF STATUS | POWERスイッチオフ後、約10~15秒間オン *3 | |||
PWR ON STATUS | POWERスイッチオン時にオン |
*1. 後面パネルJ1コネクタ。
*2. フォトカプラオープンコレクタ出力。最大電圧30 V、最大電流(シンク)8 mA。出力および制御回路とは絶縁されています。ステータス信号間は非絶縁です。
*3. ブレーカをトリップするに設定した場合には、OVP/OCP作動時、SD信号入力時にALARM LEDが約10~15秒間点灯します。
外部コントロール*1 | EXT-V CV CONT *2 *3 (CV 外部電圧制御) |
0 V~10 Vで定格出力電圧の0 %~100 % | |
EXT-R CV CONT *2 (CV 外部抵抗制御) |
0 kΩ~10 kΩで定格出力電圧の0 %~100 % | ||
EXT-R (FAIL SAFE) CV CONT *2 (CV 外部抵抗制御FAIL SAFE) |
0 kΩ~10 kΩで定格出力電圧の100 %~0 % | ||
EXT-V CC CONT *2 *3 (CC 外部電圧制御) |
(三相入力モード時) | 0 V~10 Vで定格出力電流の0 %~100 % | |
(単相入力モード時) | 0 V~7.5 Vで定格出力電流の0 %~75 % | ||
EXT-R CC CONT *2 (CC 外部抵抗制御) |
(三相入力モード時) | 0 kΩ~10 kΩで定格出力電流の0 %~100 % | |
(単相入力モード時) | 0 kΩ~7.5 kΩで定格出力電流の0 %~75 % | ||
EXT-R (FAIL SAFE) CC CONT *2
(CC 外部抵抗制御 FAIL SAFE) |
(三相入力モード時) | 0 kΩ~10 kΩで定格出力電流の100 %~0 % | |
(単相入力モード時) | 0 kΩ~7.5 kΩで定格出力電流の75 %~0 % | ||
OUTPUT ON/OFF CONT*4 | TTLレベル信号Lで出力オン/ TTLレベル信号Hで出力オン |
||
SHUT DOWN *5 | TTLレベル信号LでPOWERスイッチオフ |
*1. 後面パネルJ1コネクタ。
*2. EXT-V、EXT-R、およびEXT-R(FAIL SAFE)は、CONFIG項目で設定します。それぞれ選択された1機能が有効になります。
*3. EXT-V CV CONT、およびEXT-V CC CONTの入力インピーダンスは、約100 kΩです。
設定確度は、定格出力電圧の±5 %、最大出力電流の±5 %です。
*4. 論理L/HはCONFIG項目で設定します。
*5. CONFIG項目のブレーカトリップ設定でPOWERスイッチ をオフしないに設定している場合には、出力がオフになります。
共通仕様 | ソフトウェアプロトコル | IEEE Std 488.2-1992 |
コマンド言語 | SCPI Specification 1999.0仕様に準拠 | |
RS232C | ハードウェア | EIA232D仕様に準拠 |
D-SUB9ピンコネクタ(オス) *1 | ||
ボーレート:1200, 2400, 4800, 9600, 19200, 38400 bps | ||
データ長7 Bitまたは8 Bit、ストップビット1 Bitまたは2 Bit、パリティビットなし | ||
フロー制御 X-Flow/なし | ||
プログラムメッセージターミネータ | 受信時 LF、送信時 CR/LF | |
GPIB*2 | ハードウェア | IEEE Std 488.1-1987仕様に準拠 |
SH1, AH1, T6, L4, SR1, RL1, PP0, DC1, DT1, C0, E1 | ||
24ピンコネクタ(レセプタクル) | ||
プログラムメッセージターミネータ | 受信時LF or EOI、送信時LF + EOI | |
プライマリアドレス | 1~30 | |
USB*2 | ハードウェア | USB2.0仕様に準拠、通信速度12 Mbps(FullSpeed) |
ソケットBタイプ | ||
プログラムメッセージターミネータ | 受信時LF or EOM、送信時LF + EOM | |
デバイスクラス | USBTMC-USB488デバイスクラス仕様に準拠 | |
LAN*2 | ハードウェア | IEEE 802.3 100Base-TX/10Base-T Ethernet LXI Class C, Specification 1.2仕様に準拠 |
IPv4, RJ-45コネクタ*3 | ||
通信プロトコル | VXI-11 | |
プログラムメッセージターミネータ | 受信時LF or END、送信時LF + END |
*1. ケーブルはクロスケーブル(ヌルモデムケーブル)を使用。
*2. 工場オプション。
*3. カテゴリ5、ストレートケーブルを使用。
質量 | 約18 kg |
|
寸法 | 外形寸法図参照 | |
環境条件 | 動作環境 | 屋内使用、過電圧カテゴリII |
動作温度 | 0 °C~ +50 °C | |
動作湿度 | 20 %rh ~ 85 %rh(結露なし) | |
保存温度 | -25 °C~ +70 °C | |
保存湿度 | 90 %rh 以下(結露なし) | |
高度 | 2000 m まで | |
冷却方式 | ファンによる強制空冷(ファンコントロールあり) | |
接地極性 | 負接地、または、正接地可能 | |
対接地電圧 | ± 250 Vmax | |
耐電圧 | 一次-シャシ間 | AC 1500 V、1 分間印加して異常なし |
一次-二次間 | AC 1500 V、1 分間印加して異常なし | |
二次-シャシ間 | DC 500 V、1 分間印加して異常なし | |
絶縁抵抗 | 一次-シャシ間 | DC 500 V、30 MΩ 以上(周囲湿度70 %rh以下) |
一次-二次間 | DC 500 V、30 MΩ 以上(周囲湿度70 %rh以下) | |
二次-シャシ間 | DC 500 V、30 MΩ 以上(周囲湿度70 %rh以下) | |
安全性 | 以下の規格要求事項に準拠 IEC 61010-1:2001 (Class I *1、汚染度2 *2) |
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付属品 | OUTPUT端子カバーセット | 2 組(ねじ付) |
端子台カバーセット | 1組(ねじ付) | |
出力端子用ねじセット | 2組(M10×20 mm ボルト、ナット、スプリングワッシャ) | |
J1/J2コネクタキット | 1 セット(保護カバー2 組、ソケット2 個、ピン30 個) | |
シャシ接続線セット | 1 組(ねじ付) | |
クイックリファレンス | 1枚(和文)、1枚(英文) | |
セットアップガイド | 1 冊 | |
安全のために | 1 冊 | |
CD-ROM | 1 枚 |
*1. PAT-TシリーズはClass I機器です。PAT-Tシリーズの保護導体端子を必ず接地してください。正しく接地されていない場合、安全性は保障されません。
*2. 汚染とは、絶縁耐力または表面抵抗率の低下を引き起こし得る異物(固体、液体、または気体)が付着した状態です。汚染度2 は、非導電性の汚染だけが存在し、ときどき、結露によって一時的に導電性になり得る状態を想定しています。
単位:mm
PAT-Tシリーズ 外形寸法図