測定条件の設定

インピーダンス測定の設定

測定周波数の設定

IMP:CURR:AC:FREQ

測定周波数を設定します。

コマンド 

[SENSe:]IMPedance:CURRent:AC:FREQuency {<numeric>|MIN|MAX|DEF}

[SENSe:]IMPedance:CURRent:AC:FREQuency? [{MIN|MAX}]

パラメータ

設定値: 0.01〜10000(デフォルトは10000)
分解能: 1.00、1.26、1.58、2.00、2.51、3.00、3.16、4.00、5.00、6.00、6.30、7.00、8.00、9.00の系列で14ポイント/decade
単位 : HZ

*RST、*RCLの送信時に設定が変更されます。

MEAS:<meter_fn>?、CONF:<meter_fn>の送信時は設定が変更されます。

レスポンス 

IMP:CURR:AC:FREQ?に対して、測定周波数をNR3形式で返します。


重畳電流/測定交流電流の設定

IMP:CURR:AC

重畳電流(KFM2005)/測定交流電流(KFM2030)を設定します。

コマンド (KFM2005)

[SENSe:]IMPedance:CURRent:AC[:LEVel] {0|0.0165|0.05|MIN|MAX|DEF}

[SENSe:]IMPedance:CURRent:AC[:LEVel]? [{MIN|MAX}]

パラメータ

設定値: 0 オフ
0.0165
0.05 (デフォルト)
単位: APP(デフォルト)またはARMS
単位はUNIT:CURR:ACで指定

*RST、*RCLの送信時に設定が変更されます。

MEAS:<meter_fn>?、CONF:<meter_fn>の送信時は設定が変更されます。

コマンド (KFM2030)

[SENSe:]IMPedance:CURRent:AC[:LEVel] {0|0.165|0.5|MIN|MAX|DEF}

[SENSe:]IMPedance:CURRent:AC[:LEVel]? [{MIN|MAX}]

パラメータ

設定値: 0 オフ
0.165
0.5 (デフォルト)
単位: APP(デフォルト)またはARMS
単位はUNIT:CURR:ACで指定

*RST、*RCLの送信時に設定が変更されます。

MEAS:<meter_fn>?、CONF:<meter_fn>の送信時は設定が変更されます。

レスポンス 

IMP:CURR:AC?に対して、重畳電流/測定交流電流をNR3形式で返します。


UNIT:CURR:AC

重畳電流(KFM2005)/測定交流電流(KFM2030)の単位を設定します。

コマンド 

UNIT:CURRent:AC {A|ARMS|APP}

UNIT:CURRent:AC?

パラメータ

設定値: A ARMSに設定
ARMS ARMSに設定
APP APPに設定(デフォルト)

*RST、*RCLの送信時に設定が変更されます。

レスポンス 

UNIT:CURR:AC?に対して、重畳電流/測定交流電流の単位をCHAR形式で返します。


IMP:CURR:AC:MOD (KFM2005のみ)

重畳電流の可変モードを設定します。重畳電流IMP:CURR:ACで0(オフ)以外を設定した場合に有効です。

コマンド

[SENSe:]IMPedance:CURRent:AC:MODe {FIX|MANual|AUTo}

[SENSe:]IMPedance:CURRent:AC:MODe?

パラメータ

設定値: FIX 固定(デフォルト)
MANual 数値を設定
数値はIMP:CURR:AC:VARで設定
AUTo 自動的に変更

*RST、*RCLの送信時に設定が変更されます。

MEAS:<meter_fn>?、CONF:<meter_fn>の送信時は設定が変更されます。

レスポンス 

UNIT:CURR:AC:MOD?に対して、重畳電流の可変モードの設定をCHAR形式で返します。


IMP:CURR:AC:VAR (KFM2005のみ)
IMP:CURR:AC:FEED (KFM2005のみ)

重畳電流の可変範囲を設定します。重畳電流の可変モードIMP:CURR:AC:MODでMANUを設定した場合に有効です。

コマンド

[SENSe:]IMPedance:CURRent:AC:VARiable {<numeric>|MIN|MAX|DEF}

[SENSe:]IMPedance:CURRent:AC:FEEDback {<numeric>|MIN|MAX|DEF}

[SENSe:]IMPedance:CURRent:AC:VARiable?

[SENSe:]IMPedance:CURRent:AC:FEEDback?

パラメータ

設定値: 10.0〜100.0(デフォルトは100.0)
分解能: 0.1
単位: PCT

*RST、*RCLの送信時に設定が変更されます。

MEAS:<meter_fn>?、CONF:<meter_fn>の送信時は設定が変更されます。

レスポンス 

IMP:CURR:AC:VAR? / IMP:CURR:AC:FEED?に対して、可変範囲の設定をNR3形式で返します。


測定レンジの設定

IMP:RANG

測定レンジを設定します。IMP:CURR:ACで0(オフ)以外を設定した場合に有効です。

コマンド (KFM2005)

[SENSe:]IMPedance:RANGe[:UPPer] {0.1|0.3|1|3|MIN|MAX|DEF}

[SENSe:]IMPedance:RANGe[:UPPer]? [{MIN|MAX}]

パラメータ

設定値: 0.3、1、3 IMP:CURR:ACで0.0165が設定されている場合
0.1、0.3、1 IMP:CURR:ACで0.05が設定されている場合
DEF

レンジはAUTOになります。

単位 : Ohm

コマンド (KFM2030)

[SENSe:]IMPedance:RANGe[:UPPer] {0.01|0.03|0.1|0.3|MIN|MAX|DEF}

[SENSe:]IMPedance:RANGe[:UPPer]? [{MIN|MAX}]

パラメータ

設定値: 0.03、0.1、0.3 IMP:CURR:ACで0.165が設定されている場合
0.01、0.03、0.1 IMP:CURR:ACで0.5が設定されている場合
DEF

レンジはAUTOになります。

単位 : Ohm

レスポンス 

IMP:RANG?に対して、測定レンジをNR3形式で返します。


IMP:RANG:AUTO

測定レンジのオートオン/オフを設定します。IMP:CURR:ACで0(オフ)以外を設定した場合に有効です。

コマンド 

[SENSe:]IMPedance:RANGe:AUTO {ON|OFF|1|0}

[SENSe:]IMPedance:RANGe:AUTO?

パラメータ

設定値: ON(1) オートレンジにする
OFF(0) オートレンジにしない

*RST、*RCLの送信時に設定が変更されます。

MEAS:<meter_fn>?、CONF:<meter_fn>の送信時は設定が変更されます。

レスポンス 

IMP:RANG:AUTO?に対して、オートレンジの設定をNR1形式で返します。


平均回数(アベレージ)の設定

IMP:AVER:COUN

積分平均の回数を設定します。

コマンド 

[SENSe:]IMPedance:AVERage[:INTegral]:COUNt {<numeric>|MIN|MAX|DEF}

[SENSe:]IMPedance:AVERage[:INTegral]:COUNt? [{MAX|MIN}]

パラメータ

設定値: 0〜32(デフォルトは1)
分解能: 1

*RST、*RCLの送信時に設定が変更されます。

MEAS:<meter_fn>?、CONF:<meter_fn>の送信時は設定が変更されます。

レスポンス 

IMP:AVER:COUN?に対して、積分平均の回数をNR3形式で返します。


IMP:AVER:MOV:COUN

移動平均の回数を設定します。

コマンド 

[SENSe:]IMPedance:AVERage:MOVing:COUNt {<numeric>|MIN|MAX|DEF}

[SENSe:]IMPedance:AVERage:MOVing:COUNt? [{MIN|MAX}]

パラメータ

設定値: 0〜256(デフォルトは1)
分解能: 1

*RST、*RCLの送信時に設定が変更されます。

MEAS:<meter_fn>?、CONF:<meter_fn>の送信時は設定が変更されます。

レスポンス 

IMP:AVER:MOV:COUN?に対して、移動平均の回数をNR3形式で返します。