システム設定

本製品のシステム設定を行います。

SYST:ERR

エラーキューから最も古いエラー情報を読み取ります。エラーキューは最大255個のエラー情報を格納できます。→チュートリアル

エラーキューは*CLSコマンドによって、クリアされます。

コマンド 

SYSTem:ERRor[:NEXT]?

レスポンス 

SYST:ERR?に対して、エラー・イベントキューに格納されている最も古いエラー、またはイベント情報を次のように返します。

(例) エラーまたはイベントが無い場合
0"No error"を返します。

(例) 現在の動作状態では実行できないコマンドを受信した場合
-221,"Settings conflict" を返します。


SYST:GTL/ SYST:LOC(RS232C、USBのみ)

本製品の操作をパネル操作(ローカル)に設定します。IEEE488.1 gtlメッセージ(Go To Local)の代替コマンドです。

SYST:REM、SYST:RWLでリモートに戻ります。

コマンド 

SYSTem:GTLocal

SYSTem:LOCal


SYST:LLO/ SYST:RWL(RS232C、USBのみ)

本製品の操作をリモートに設定します。パネル操作はロックされます(LOCALキーも使用できません)。IEEE488.1 lloメッセージ(Local Lock Out)の代替コマンドになります。

SYST:LOCでローカルに戻ります。

コマンド 

SYSTem:LLOut

SYSTem:RWLock


SYST:REN/SYST:REM (RS232C、USBのみ)

本製品の操作をリモートに設定します。LOCALキー以外のパネル操作はロックされます。IEEE488.1 renメッセージ(Remote Enable)とアドレス指定の代替コマンドになります。

SYST:LOCでローカルに戻ります。

パワーオン時の設定はRS232Cの場合はON、USBの場合はOFFです。 パラメータを省略するとON(1)と解釈されます。

コマンド 

SYSTem:RENable [{[ON]|OFF|1|0}]

SYSTem:REMote


SYST:VERS

本製品が準拠するSCPI仕様書のバージョンを問い合わせます。

コマンド 

SYSTem:VERSion?

レスポンス 

SYST:VERS?に対して、SCPI 1999.0を返します。